注文住宅で玄関の仕様について深く考えたことはありますか。
玄関は家の顔とも言われており、客人を招く際のためにも細心の注意を払わなくてはなりません。
また、玄関はデザイン以外にも注意する部分があることをご存知ですか。
今回は、意外と見落としがちな収納に適した玄関についてご紹介します。

□玄関の主な役割

玄関は、先ほども記したように家の顔です。
来客時のことも考えて設計しなくてはなりません。
おしゃれなデザインや、靴が脱ぎやすいように設計された広さなど、客人を呼んだ時のことを考えるでしょう。
しかし、普段玄関を使用するのは客人ではありません。
最も使用するのは自分の家族です。
そのため、自分の家族が快適に使えるような玄関にする必要があるでしょう。
ここからは、玄関の役割についてご紹介します。

玄関は気持ちを切り替える役割があります。
外出の際に気持ちを高める効果や、帰宅時に落ち着かせる効果などがあります。
玄関に入った時、夕食の匂いが漂ってきた経験はありませんか。
夕食の匂いを感じると、妙に落ち着きます。
玄関では、自分の家に帰ってきた実感を得ることができるため、自然と気が抜けて落ち着いてしまうのです。

そういった気持ちを切り替えてくれる役割が、玄関にはあるのです。

□玄関の間取りで失敗しないための収納具の使い方

玄関は家の中で、外に最も近い場所です。
つまり、玄関に置くものは、普段外出する時に必要なものである場合がほとんどです。
靴や傘、家の鍵、車や自転車のキーなど、たくさん存在します。
では、どのようにすればうまく収納できるのでしょうか。

最も多い悩みは、靴箱に靴が入らなくなることです。
靴が入らなくなることを予想して、家族一人一人の靴の所有数を確認しましょう。
そして、今後増えることを必ず考慮して、余分なスペースを大きく取ることが重要です。

次に、傘の数が増えて入り切らない場合が良くあります。
傘は、出先で雨が降ってきた時に購入せざるを得ないため、不要な傘が増えていきます。
多めのスペースを取るか、折り畳み傘などで工夫しましょう。

重たいアウトドア用品はできるだけ玄関にしまうことがおすすめです。
スキーやスノーボードなどの用具は、シーズンにならないと使用しないため、玄関に収納するのは良くありません。
しかし、ゴルフのセットや、息子の野球道具など、家に持ち込むと汚れてしまうものは玄関に収納しましょう。
このようなアウトドア用品を収納できる棚をあらかじめ用意して置くことがおすすめです。

また、車や自転車のキーなどを収納するための引き出しや、靴をメンテナンスするための洗浄グッズなども収納できるようにして置くこともおすすめでしょう。

□まとめ

玄関の収納について詳しくご紹介しました。
玄関の役割が理解できると、どういった収納が必要か見えてくるでしょう。
また、収納だけでなく、デザインにこだわってみるのもおすすめです。