木造と鉄骨の違いについて解説します!

家づくりの素材の種類として木造と鉄骨があることを聞いたことがある方も多いと思います。
しかし木造と鉄骨の具体的な違いが曖昧で、結局木造住宅と鉄骨住宅はどちらを選ぶべきなのか迷っている人もいるのではないでしょうか。
そこでここでは木造と鉄骨の違いについての理解を深めるとともにそれぞれの住宅に向いている人について解説していきます。

□木造と鉄骨の違いについて

木造と鉄骨の違いの1つ目は気密性です。
木造は気密性が高く屋内の空気が外に逃げにくく部屋の温度を快適に保つことができます。
また、木は吸水性に優れており、湿気の多い雨の日や梅雨の時期でも湿気を吸い取ってくれるのでカビを防ぐことができます。
一方で鉄骨は木造ほど気密性に優れておらず外の温度が室内に影響しやすくなっています。

2つ目の違いは耐久性です。
木造は鉄骨よりも耐久性に劣るため柱や壁の数を増やす必要があります。
そのため木造は開放感のある広い空間の部屋を設計しづらくなってしまいます。
一方で鉄骨は木造に比べ耐久性が高いので柱や壁を減らすことができ、日光が入りやすく広々とした空間を作ることができます。

3つ目の違いはそれぞれの素材の価格と品質の当たりはずれについてです。
鉄骨は木造と比べて価格変動が激しく、割高になってしまいます。
しかし鉄骨は工場による品質のばらつきが起きにくいので木造より当たり外れが少ないことが特徴です。

鉄骨は木造に比べ地震や火事に強そうなイメージがありますが、木造はしなりやすく揺れを吸収するため地震に強くまた火災が起きても住宅の形が残りやすいという特徴を持っています。
木造と聞けば火災の時に全焼するイメージを持ちますが、木造が燃えやすいのは木の外側だけで、木の中心部は火が付くと炭化し燃えにくくなるため住宅の形が残りやすくなっています。

□木造住宅と鉄骨住宅のそれぞれに向いている人について

木造住宅の主な特徴は、気密性が高く部屋の温度や湿度を快適に保ってくれることです。
したがって室内の湿気が気になる人には木造住宅が向いていると言えます。

一方で鉄骨住宅は耐久性が強く、柱や壁の数を木造より少なくすることができます。
よって吹き抜けを作るなど、明るく解放感のある家づくりがしたい人には鉄骨住宅が向いていると言えます。

木造も鉄骨も現在の建築技術を用いることで構造はそれぞれ異なりますが耐震性をより強めることができます。
当社ではツーバイフォー工法という地震に強い木造住宅を作るための建築用法を使っています。
木造住宅の家づくりにおいて耐震性をより重視される方はぜひ当社にご相談ください。

□まとめ

木造は鉄骨に比べコストを抑えて家を建てることができます。
しかし木造は鉄骨よりも耐久性が低く、家を支える柱が多く必要になるため吹き抜けや広々とした開放感のある空間の設計が難しくなります。
木造と鉄骨のそれぞれの特徴を理解し、ぜひ今後の家づくりの参考にしてみてください。

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