吹き抜けを設置する際は転落防止対策をしっかりしましょう!

吹き抜けを設置することで、高い位置にある窓から燦燦たる日光が室内に降り注ぎ、リビングはすぐに快適な空間になります。
開放感をアップできることやデザイン性が高いことから、吹き抜けは非常に人気です。
しかし、吹き抜けを設置する際は、階段周りの危険性にもしっかりと目を向けなければなりません。
今回は、階段周りに潜む危険性と転落防止の対策方法についてご紹介します。

 

□階段周りに潜んでいる危険性について

 
吹き抜けを設置することで開放感は生まれますが、階段周りには危険性が潜んでいることも把握しておきましょう。
階段周りに潜んでいる危険性とは、「転落の危険性」です。
階段の勾配は、建築基準法で蹴上は23cm以下、踏面は18cmと定められています。
ただ、こちらの寸法に従っていたとしても、かなりの急勾配であるため危険性は否めません。
また、階段の形を回り段にした場合、中心部で足を踏み外しやすいため注意が必要です。
小さなお子様や高齢のご家族と暮らされている場合は、特に注意して以下の対策方法をご一読ください。
 

□吹き抜けを設置する際にしておきたい転落防止対策について

 
さて、ここからは効果的な対策方法を見ていきましょう。
転落を防止するための効果的な対策方法を以下で3つご紹介します。
 
1つ目は、階段のサイド部分にガラスやアクリル板を取り付けることです。
こちらは、サイドからの転落防止を防ぐために効果的な方法です。
また、デザイン性を気にされている場合は、透明のものを採用すると周りに馴染みやすいのでおすすめです。
 
2つ目は、ネットを取りつけることです。
お子様の転落を防止するための商品として落下防止ネットが販売されているので、そちらの活用も検討しましょう。
お子様がまだ幼い場合は、ついつい階段から落下してしまう危険性があるため、落下防止ネットを設置することで安心して過ごせるでしょう。
 
3つ目は、柵の幅を狭く設計することです。
注文住宅で吹き抜けを設置する場合は、最初から柵の幅を狭く設計しておくことも転落防止のために効果的です。
それは、柵の隙間から転落してしまう可能性があるからです。
そのため、事前に転落防止に効果的な柵を設定しておくことで、想定外の事故を防げるでしょう。
 

□まとめ

 
今回は、吹き抜けを設置する際にしておきたい転落防止対策についてご紹介しました。
吹き抜けを設置する際は、階段周りの「転落の危険性」に目を向けなければなりません。
そこで、対策方法として、「階段のサイド部分にガラスやアクリル板を取りつけること」「ネットをつけること」「柵の幅を狭く設計すること」が効果的です。
転落防止をしっかりしたうえで、吹き抜けの魅力を体感してみてはいかがでしょうか。
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