耐震性の指標になる?耐震等級3級とは何かご紹介します!

注文住宅を検討するにあたって、耐震性を気にしている方は多いと思います。
しかし、耐震性が建築にどう影響しているのかは分かりにくい部分が多いと思います。
そこで今回は、耐震等級についてと、耐震基準4つのポイントについて紹介します。

□耐震等級について解説します!

耐震等級とは、2000年に施行された「住宅の品質確保の促進等に関する法律」で施主に分かりやすくした、耐震性の判断基準です。
耐震等級は1〜3の3段階に分けられています。

耐震等級1は、建築基準法の耐震性能を満たす水準です。
耐震性の最低ラインになります。
震度6〜7程度の地震に対しては倒壊や崩壊せず、震度5程度の地震に対しては、損傷しない程度の耐震性になります。

耐震等級2は、耐震等級1の1.25倍の規模の地震に耐えられる性能・耐震強度の水準です。
長期優良物件は、耐震等級2以上が認定の条件になっています。

耐震等級3は、耐震等級1の1.5倍の規模の地震に耐えられる性能・耐震強度の水準です。
大きな地震がきてもダメージが少ないので、地震後も住み続けられます。
専門家の調査によると、震度7の地震に2回耐えたことが明らかになっています。

□耐震基準4つのポイントについてご紹介!

耐震性の高い家づくりのために注意したいポイントは次の4つです。

1つ目は、建物は軽い方が耐震性に優れているということです。
建物の地震への強さを考える際は、重さが重要です。
特に、屋根が重いと、重心が高くなるため、地震の揺れが大きくなってしまいます。

2つ目は、耐力壁が多い方が良いということです。
耐力壁とは、建物を支える役割をする壁です。
普通の壁とは違い、筋交いや構造用面材などが入っているので、強度が高くなっています。
木造二階建て以下の住宅では、耐力壁の量によって耐震性が左右されます。
想定外の大地震や連続する揺れに対応できるよう、余裕を持った壁量を確保することが大切です。

3つ目は、耐力壁や耐震金物をバランス良く配置することです。
耐力壁の量が十分でも、バランスが悪いと耐力壁の少ない場所から崩壊する危険があります。
そして、柱と土台とを固定する耐震金物も重要になります。
耐力壁をバランス良く配置して、耐震金物で柱が抜けないようにすることが大切です。

4つ目は、床の耐震性も考えることです。
耐震等級2以上の場合は、床の強さも考慮します。
床が弱いと、耐力壁が十分に設置されていても先に床が壊れてしまいます。
そのため、床の耐震性も考えることが大切です。

□まとめ

今回は、耐震等級についてと、耐震基準を考えるポイントについて紹介しました。
最低ラインは耐震等級1ですが、余裕を持って耐震等級2や3を検討することをおすすめします。
注文住宅をお考えの方は、お気軽に当社までご相談ください。

メニューを閉じる